2022年09月05日
ふんどし息子が一人暮らしを始めることになりました。
こんにちは。今日も楽しいマキオカです。
朝晩やっと涼しくなってきた今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
我が家は大激変。
今月ふんどし息子がうちを出ていくことになりました。
これまでいろいろな人から母子ともに散々「マザコン」だの「子離れ出来ていない」だの「相互依存」だの、言いたいように言われましたが、いやー、物事って機が熟した時に、なるようになるものですな。
きっかけはいつものごとくの親子喧嘩。
それも「どっちが先にお風呂に入るか」というホントに下らないことが原因。
あー、人生の分かれ道に際して、こんなしょうもないことがきっかけなんて我ながら情けない。
・・・ま、我が家らしいといえば言えないこともない。
とはいえ、ヒートアップした喧嘩の際の売り言葉に買い言葉、以前からふんどし息子の罵詈雑言に腹を据えかねていたわたしの口から出た言葉は「もういい!耐えられない!!出てって!!!」だった。
腹立ちまぎれに出た言葉ではあったけれど、頭の片隅で何かがチカッと光った氣がした。
「あ、今なんだ」。
この機会を逃すまじと翌朝6時からせっせとネットを漁り、格安で環境もよく自宅からも仕事場からもそれほど離れていないアパートを発見。
寝ているふんどし息子を叩き起こし、物件情報を見せた。
「出ていけ、といってもどうせ喧嘩上の言葉だけ」と高をくくっていたらしいふんどし息子は、わたしの本氣度を感じ、あっけにとられている様子。
ふっふっふ、母の本氣を舐めるなよっ!
不動産屋さんに電話をし、翌日には内見に行く。
築60年の公団団地は、周辺に緑が多く、古いけれどむしろレトロでいい感じ。
そんなこんなで急転直下、急遽9月中に契約、引っ越しの運びとなったのだった。
皆さんに言われるまでもなく、ふんどし息子の独立の必要性は前から感じていた。
とはいえ、やっとのことで細腕、もとい太腕一つで二つの大学を出せたと思ったら、自営業を始めたふんどし息子。
ふんどし息子が一人前になるまでは、と生活費を折半しつつ、肩寄せ合って暮らすしか方法はなかった。
でも、ここのところ駅前にも出店し、治療代を値上げしたにもかかわらず続けて来院してくださるお客様がほとんどで、なんとか治療院も軌道に乗って来ているらしい。
そんな時に出たあのセリフ。
これが神の采配と言わずして何を言おうか。
(いや、ただのヤケクソの喧嘩別れじゃん、の声あり)
ふんどし息子は「オレだって前から独立したいと思っていたから出ていくのはもちろんいいよ。でもあんな喧嘩の流れで追い出すことはないだろう」とのたまう。
が、息子よ。
人生ってそういうものではない。
圧倒的に勢いとタイミングが大事なのだ。
そして仲良く話し合って「じゃ、出て行ったら?」「うん、そうするよ」なんていうのはオトコの旅立ちにはふさわしくない(と思う)
激しくやり合って、家出するように飛び出したり、憤怒の叫びを上げながら歯をくいしばって歩みだすのがイイと思うのだ。
ふんどし息子よ、怯むことなく人生の荒波を乗り越えてくれたまえ。
出来たら荒波を楽しみながら。
それはともかく。
長女が生まれてから38年、これで本当に子育て終了となる。
わたしにとっても初めての一人暮らしだ。
ふんどし息子が去ったあとは、いろいろな空間や時間に隙間ができ、時と共にそこが何かで埋まっていくのだろう。
今はそれが楽しみだ。
つづく
朝晩やっと涼しくなってきた今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
我が家は大激変。
今月ふんどし息子がうちを出ていくことになりました。
これまでいろいろな人から母子ともに散々「マザコン」だの「子離れ出来ていない」だの「相互依存」だの、言いたいように言われましたが、いやー、物事って機が熟した時に、なるようになるものですな。
きっかけはいつものごとくの親子喧嘩。
それも「どっちが先にお風呂に入るか」というホントに下らないことが原因。
あー、人生の分かれ道に際して、こんなしょうもないことがきっかけなんて我ながら情けない。
・・・ま、我が家らしいといえば言えないこともない。
とはいえ、ヒートアップした喧嘩の際の売り言葉に買い言葉、以前からふんどし息子の罵詈雑言に腹を据えかねていたわたしの口から出た言葉は「もういい!耐えられない!!出てって!!!」だった。
腹立ちまぎれに出た言葉ではあったけれど、頭の片隅で何かがチカッと光った氣がした。
「あ、今なんだ」。
この機会を逃すまじと翌朝6時からせっせとネットを漁り、格安で環境もよく自宅からも仕事場からもそれほど離れていないアパートを発見。
寝ているふんどし息子を叩き起こし、物件情報を見せた。
「出ていけ、といってもどうせ喧嘩上の言葉だけ」と高をくくっていたらしいふんどし息子は、わたしの本氣度を感じ、あっけにとられている様子。
ふっふっふ、母の本氣を舐めるなよっ!
不動産屋さんに電話をし、翌日には内見に行く。
築60年の公団団地は、周辺に緑が多く、古いけれどむしろレトロでいい感じ。
そんなこんなで急転直下、急遽9月中に契約、引っ越しの運びとなったのだった。
皆さんに言われるまでもなく、ふんどし息子の独立の必要性は前から感じていた。
とはいえ、やっとのことで細腕、もとい太腕一つで二つの大学を出せたと思ったら、自営業を始めたふんどし息子。
ふんどし息子が一人前になるまでは、と生活費を折半しつつ、肩寄せ合って暮らすしか方法はなかった。
でも、ここのところ駅前にも出店し、治療代を値上げしたにもかかわらず続けて来院してくださるお客様がほとんどで、なんとか治療院も軌道に乗って来ているらしい。
そんな時に出たあのセリフ。
これが神の采配と言わずして何を言おうか。
(いや、ただのヤケクソの喧嘩別れじゃん、の声あり)
ふんどし息子は「オレだって前から独立したいと思っていたから出ていくのはもちろんいいよ。でもあんな喧嘩の流れで追い出すことはないだろう」とのたまう。
が、息子よ。
人生ってそういうものではない。
圧倒的に勢いとタイミングが大事なのだ。
そして仲良く話し合って「じゃ、出て行ったら?」「うん、そうするよ」なんていうのはオトコの旅立ちにはふさわしくない(と思う)
激しくやり合って、家出するように飛び出したり、憤怒の叫びを上げながら歯をくいしばって歩みだすのがイイと思うのだ。
ふんどし息子よ、怯むことなく人生の荒波を乗り越えてくれたまえ。
出来たら荒波を楽しみながら。
それはともかく。
長女が生まれてから38年、これで本当に子育て終了となる。
わたしにとっても初めての一人暮らしだ。
ふんどし息子が去ったあとは、いろいろな空間や時間に隙間ができ、時と共にそこが何かで埋まっていくのだろう。
今はそれが楽しみだ。
つづく
Posted by makioka77 at 15:21│Comments(0)
│マキオカの家族